火事に遭った建物はどうする??
新年が明けて冷たい北風が吹くようになり、空気も一層乾燥してきましたね。
ここ福島県でも、浜通りでは年末に発表された乾燥注意報が現在も出続けています。
空気が乾燥している時に最も気を付けたいのが、「火災」です。
ニュースでも「火の取り扱いには十分注意を」と毎日のように流れています。
そこで今回は火災に遭ってしまった時の建物の対処法をお伝えします。
最悪の事態のことはあまり考えたくないことではありますが、万が一の事態に備えて
そして家族や知人が巻き込まれてしまった時にも力になれるように、
ぜひ予備知識として参考にして下さい。
火事のあとすぐに解体してはいけない!
火事に遭い燃え残った建物は、最後には解体工事にて撤去を行うこととなります。
しかし、手順を踏まずに最初に建物を解体してしまうと、例えば火災保険が使えないなどの困りごとが起きます。
大変な状況の中で、冷静になってまずはどんな手続きが必要なのかを把握していきましょう。
手順と手続き
大まかな手順としては以下の通りです。
①罹災証明書を発行してもらう
※罹災証明とは、「火事が起きたことを証明する書類」のことです。
被災者が様々な支援を受けられるように、自治体がその被害の度合いを証明し発行するもので、
消防署で手続きをします。
この罹災証明書があると、火災保険金や補助金の受取り、さらに税金の減免申請等もできるようになります。
②火災保険会社へ連絡
③現場の確認
まだ使えそうなものなどがある場合は回収します。
また、被災地には泥棒が出現することがしばしばありますので、囲いなどをしておくと安心です。
④ライフラインの停止
電気・ガス・水道などライフラインも、それぞれ契約会社に停止の連絡をします。
漏電やガス漏れなどによる事故の危険があれば、消防署から連絡しているという場合もありますが、
自分でもしっかり確認しておくと安心です。
⑤近所へのお詫びと挨拶
もし周辺の建物に被害が及んでしまっても、故意または重大な過失でなければ、法律上での賠償責任はありません。
しかしたとえ実害がなかった時にも、精神的な被害を与えてしまったこと、迷惑をかけてしまったことに変わりはありません。
いずれにしても誠意をもってお詫びの気持ちを伝えることが大切です。
また火災保険で補償が使えるのであればきちんと補償し、近隣への気遣いも忘れないようにしなければなりません。
⑥解体工事依頼
ここまでの流れを経て、ようやく解体工事の依頼へと進みます。
火災物件でも、普通の解体工事と同様に解体業者へ依頼をします。
最後に
火災が起きてしまったら、おそらく冷静でいられる人はいないと思います。
しかし手順やポイントを知識として持っておけば、
万が一の時にも自分のために必ず役立つはずです!
また、火災はストーブやたばこの不始末だけで起こるわけではありません。
2022年の4月には広島で空き家を狙った連続放火事件も起きています。
空き家は放置しておくと、このような火災事件に巻き込まれる危険もあるため早めの対処が重要です。
以上、今回は火災時の解体工事についてお話しました。
弊社は火災物件にも対応しておりますので万が一の際にはご相談ください。
また空き家の解体工事の相談も随時お受けしておりますので、お気軽にご相談下さい。
まだまだ乾燥した日が続きそうですが、火の用心・空家対策をして、
火災や事件に巻き込まれないようにしましょう!!
福島県で解体工事をお考えの方はぜひ弊社にお任せください!
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