郡山市・本宮市・福島市・須賀川市にお住まいの皆さま、こんにちは。
郡山市を中心に、福島県内全域で解体工事を行っております、H&Sプランニングです。

住宅や店舗、倉庫などの解体工事をお考えの方にとって、気になることの一つが「アスベスト」ではないでしょうか。

古い建物では、屋根材や外壁材、天井材、床材、配管の保温材などにアスベストが含まれていることがあります。

アスベストが見つかった場合には、通常の解体工事とは別に、調査・養生・除去・運搬・処分などの費用が必要になります。

「アスベストの撤去費用はどのくらいかかるの?」
「解体工事の費用を少しでも抑える方法はあるの?」

このような不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、郡山市で解体工事を予定されている方に向けて、アスベストの基礎知識から費用の目安、
工事前に必要となる手続き、費用を抑えるためのポイントまで、分かりやすくご紹介します。

 

 

アスベストとはどのようなものか

アスベストは、天然に存在する繊維状の鉱物です。

熱に強く、腐食しにくいほか、断熱性や防音性にも優れていたことから、以前は多くの建築物で使用されていました。
住宅では、屋根スレートや外壁材、ビニル床タイル、天井材などに含まれている場合があります。

住宅以外では、工場や倉庫の鉄骨部分に吹き付けられた材料、配管の保温材、煙突の断熱材などに使用されていることもあります。

一方で、アスベストの繊維は非常に細かく、解体や切断などによって空気中に飛散する可能性があります。
これを長期間吸い込むことで、石綿肺、肺がん、中皮腫などの健康被害につながるおそれがあります。

そのため、アスベストが使用されている可能性のある建物を、いきなり重機で壊すことはできません。
まずは専門的な事前調査を行い、アスベストの含有の有無や使用されている箇所を確認する必要があります。

 

アスベストの種類と特徴

法令上のアスベストは、次の6種類に分類されています。

建築物で確認されることが多いのは、クリソタイル、アモサイト、クロシドライトです。

 

クリソタイル

クリソタイルは「白石綿」と呼ばれます。

国内で使用された量が多く、屋根材、外壁材、成形板、吹付け材など、幅広い建材に含まれている可能性があります。

 

アモサイト

アモサイトは「茶石綿」と呼ばれ、耐熱性に優れています。

断熱材や保温材、耐火被覆材などに使用されていた例があります。

 

クロシドライト

クロシドライトは「青石綿」と呼ばれます。

古い建物の吹付け材や保温材などに使用されたことがあります。

このほか、アンソフィライト、トレモライト、アクチノライトもアスベストに該当します。
建材の見た目だけでは、種類や含有の有無を判断できないケースも多いため、図面確認や目視調査、必要に応じた分析調査が必要です。

 

レベルによって費用が変わる

アスベストを含む建材は、解体や撤去を行った際の飛散性に応じて、一般的にレベル1からレベル3に区分されます。

レベル1が最も飛散しやすく、対策費用も高くなる傾向があります。

上記は、アスベスト建材の撤去・処理に関する一般的な価格帯です。

実際の見積もりでは、作業面積が少ない場合でも、足場や養生、作業員の配置、廃棄物処分などの費用が必要になります。

そのため、単純に「面積×単価」だけで総額が決まるわけではありません。

 

レベル1

吹付け材などが該当します。

粉じんが発生しやすいため、作業場所を隔離し、負圧除じん装置を設置するなど、厳重な飛散防止対策が必要です。

周囲への影響を抑えながら慎重に作業を行う必要があるため、アスベスト工事の中でも費用が高額になりやすい区分です。

 

レベル2

保温材、断熱材、耐火被覆材などが中心です。

特に配管や設備の周囲に施工されている場合は、作業スペースが限られ、撤去に手間がかかることがあります。

使用量が少なくても、設備を一時的に移動させたり、複雑な養生を行ったりする場合は、費用が高くなることがあります。

 

レベル3

屋根スレートや外壁の成形板、床材などが該当します。

レベル1・2と比較すると飛散性は低いとされていますが、割る、削る、切断するなどの作業では粉じんが発生する可能性があります。

手作業で取り外し、必要に応じて湿潤化し、破損させないように運搬・処分することが基本です。

 

アスベスト撤去費用の内訳

アスベスト工事の見積もりでは、撤去作業そのものだけでなく、さまざまな費用が含まれます。

ここでは、どのような費用がかかるのか、一つずつ確認していきましょう。

 

事前調査費

設計図や建築時期、改修履歴などを確認したうえで、現地調査を行います。

見た目だけで判断できない場合は、建材を採取して専門機関で分析します。

一般的な目安として、分析費用は1検体あたり1万5,000円~3万円程度とされることがあります。

ただし、採取する場所が多い場合は、調査費用が数万円から数十万円になることもあります。

 

養生・飛散防止対策費

作業場所をシートで囲う、作業区域を隔離する、集じん・排気装置を設置するなど、現場に応じた対策を行います。

建物が隣家に近い、道路に面している、通行人が多いといった条件では、養生の範囲や方法が変わる場合があります。

 

除去作業費

作業員の人件費、防護服、呼吸用保護具、湿潤化に使う資材、集じん設備などが含まれます。

レベルが高いほど、作業手順や安全管理が厳しくなるため、必要な人員や作業日数も増えやすくなります。

 

運搬・処分費

アスベストを含む廃棄物は、一般の解体廃材とは分けて取り扱います。

飛散しないように梱包し、適切な許可を持つ業者を通じて処分します。

見積もりを確認するときは、処分費が含まれているか、運搬費が別途になっていないかも確認しておきましょう。

 

 

郡山市の解体工事で必要な事前調査

郡山市内で建築物や工作物の解体・改修工事を行う場合、石綿含有建材の有無について事前調査が必要です。

一定規模以上の工事では、アスベストが使用されているかどうかにかかわらず、調査結果を行政へ報告しなければなりません。
郡山市内の対象工事については、郡山市への報告が必要となります。

報告が必要となる主な工事は、次のとおりです。

  • 建築物の解体で、解体部分の床面積の合計が80㎡以上。
  • 建築物の改修で、請負金額が税込100万円以上。
  • 一定の工作物の解体・改修で、請負金額が税込100万円以上。

報告は原則として、石綿事前調査結果報告システムから電子申請します。

また、吹付け材などが使用されている場合は、作業開始の14日前までに届出が必要となることがあります。
工事の内容によって必要な手続きが異なるため、契約前に業者へ確認しておくと安心です。

 

費用を抑えるためのポイント

アスベスト工事は、安全対策や必要な処分工程を省いて安くすることはできません。
ただし、工事の計画を早めに立てることで、予想外の出費を抑えられる場合があります。

ここでは、解体工事を検討する段階で確認しておきたいポイントをご紹介します。

 

解体を決めたら早めに調査する

解体工事の直前にアスベストが発見されると、工事の延期や追加の業者手配が必要になることがあります。

早い段階で調査を行えば、アスベストの処理費用を含めて、解体工事全体の予算を組みやすくなります。

 

建物に関する資料を準備する

建築確認書類、設計図、過去のリフォーム記録、屋根や外壁を改修した時期などが分かると、調査がスムーズです。

特に、増築や改修を行っている建物では、建築時期の異なる部分ごとに使用建材が違う場合があります。

 

見積もりの項目を比較する

複数の業者に見積もりを依頼する場合は、総額だけでなく、次の項目も比較しましょう。

  • 事前調査費
  • 分析費
  • 養生費
  • アスベスト建材の撤去費
  • 廃棄物の運搬費・処分費
  • 足場や高所作業車の費用
  • 届出や報告書作成に関する費用
  • 追加費用が発生する条件

安い見積もりでも、処分費や養生費が含まれていなければ、後から金額が増える可能性があります。
工事範囲と費用の内訳を、契約前にしっかり確認しておくことが大切です。

 

補助制度を確認する

自治体によっては、危険空家の除却や、アスベストの調査・除去に関する補助制度を設けている場合があります。
郡山市では、年度によって危険空家の除却費を対象とした補助制度が案内されています。

2026年度についても申込期間や対象条件が定められているため、利用を考えている方は、工事を始める前に郡山市へ確認してください。

補助制度は、申請前に契約や工事を始めると対象外になることがあります。
制度の有無だけでなく、申請時期、対象建物、補助上限額、必要書類なども確認しておきましょう。

 

業者選びで確認すること

郡山市で解体工事を依頼する際は、アスベストについて丁寧に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。
初めて解体工事を依頼する方にとっては、専門的なことが多く、分からないことも少なくないと思います。

だからこそ、疑問や不安に対して分かりやすく説明してくれるかどうかも、業者選びの大切なポイントです。
次の点を確認すると、業者選びの参考になります。

  • 事前調査の方法や担当者について説明がある。
  • 分析が必要な場合の費用を明示している。
  • 建材のレベルに応じた施工方法を提案している。
  • アスベスト廃棄物の処分先や処理方法が明確である。
  • 見積書に工事内容と費用の内訳が記載されている。
  • 追加費用が発生するケースを事前に説明している。
  • 調査結果や工事写真、完了報告書を提出できる。

特に、「アスベストがあるかもしれないが、とりあえず壊してみる」といった説明をする業者には注意が必要です。

解体工事の前に必要な調査を行い、結果に応じた作業計画を立てることが重要です。

 

まとめ

郡山市で解体工事を行う場合、建物の築年数や規模にかかわらず、アスベストの事前調査が必要です。

アスベスト撤去費用は、レベル1で約1万5,000円~8万5,000円/㎡、レベル2で約1万円~6万円/㎡、
レベル3で約3,000円~1万円/㎡程度が一般的な目安ですが、実際の費用は現場条件によって変わります。

費用を抑えるには、早めに調査を行うこと、建物の資料を準備すること、複数社の見積もりを比較すること、補助制度を確認することがポイントです。

ただし、アスベスト工事では、安全対策や適正な処分を省略することはできません。
金額だけで判断するのではなく、調査から撤去、運搬、処分まで責任を持って対応できる業者へ相談しましょう。

解体工事は、建物を壊して終わりではありません。

特にアスベストが関係する場合は、事前の調査や必要な手続き、適切な処理まで含めて、安心して任せられる業者を選ぶことが大切です。

郡山市で解体工事をお考えの方は、アスベストの有無も含めて、まずは現地調査と見積もりを依頼することをおすすめします。

「何から始めればいいのか分からない」という場合でも、まずはお気軽にご相談ください。

Q1. 古い建物には必ずアスベストが使われていますか?

A1. いいえ、古い建物だからといって、必ずアスベストが使われているとは限りません。ただし、建築時期が古い建物ほど、屋根や外壁、天井、床、配管などにアスベスト含有建材が使われている可能性は高くなります。まずは適切な事前調査を行うことが大切です。

Q2. 調査だけでアスベストが見つからなかった場合、分析は不要ですか?

A2. 設計図書や現地確認によってアスベストの含有なしと判断できる場合は、必ずしもすべての建材を分析するとは限りません。一方で、資料が不足している、建材の製造時期が分からない、似た材料が複数使われているといった場合には、分析調査が必要になることがあります。判断が難しい建材について、「アスベストなし」と決めつけるのは危険です。少しでも判断に迷う建材がある場合は、専門家に確認してもらうことが大切です。

Q3. アスベストの事前調査は誰が行いますか?

A3. 建築物の事前調査は、一定の要件を満たした「建築物石綿含有建材調査者」などが行う必要があります。解体工事を安全に進めるためにもまずは専門の業者に相談し、必要な調査について確認してみると安心です。

この記事の監修者

株式会社H&Sプランニング
代表取締役 鎌田 仁

【許可・登録】
■ 福島県知事許可(般-28)第33176号
■ 産業廃棄物収集運搬業許可 第192301号
■ 宅地建物取引業 福島県知事(1)第3726号
■ 公益社団法人 全日本不動産協会 会員

【在籍技術者(国家資格)】
当社には以下の国家資格保有技術者が在籍しております。
■ 解体工事施工技士
■ 二級土木施工管理技士
■ 二級建築士
■ 危険物取扱者

「郡山市を中心に、解体工事・外構工事・不動産に関する実績をもとに、
技術的な安全性はもちろん、近隣配慮・費用面・各種手続きまで総合的にサポートいたします。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください!」