アスベストの危険性と対策
みなさん“アスベスト”という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
断熱性や耐火性に優れ、安価で手に入れることができたこのアスベストは、
日本の高度経済成長期の建築において非常に重宝され、「奇跡の鉱物」とまで言われていました。
しかし実は発がん性があり健康に被害を及ぼす等とその有害性が広く認知されてからは、
アスベストを含む建材は、使用や販売などすべてが禁止となりました。
そして、令和4年4月からは、家を解体するときやリフォームをするときには、
アスベストが使用されているかどうか、事前調査が国の法律により義務づけられています。
今回は昨年からさらに注目されているアスベストについて、
アスベストが使用されているかいないのか、その見分け方3つをご紹介します!(^^)
解体予定のあるお家やリフォームを検討されている方など、こちらを参考にしてみて下さい☆
アスベストが含まれた住宅を見分ける3つの方法
住宅にアスベストが使用されているかを見分けるには、次の3つの方法があります。
①建物を建てた時期
アスベストの使用は昭和25年(1950年)頃から始まり、高度成長期の昭和35年(1960年)がピークとされています。
アスベストは段階的に規制が行われてきましたが、2006年の法改正にて戸建住宅でのアスベスト含有建材の使用が禁止されました。
つまり、2006年以降に建築された住宅においては、建物の構造体にアスベストが含まれていることはありません。
一方、それ以前に建てられたものであれば、アスベスト含有の建材が使用されている可能性が高く、
特に1988年より前に建てられた家は、アスベストを使用している可能性が高いかもしれません。
建築時期については、重要事項説明書や登記簿謄本などで確認できますのでそちらを確認してみましょう。
②使用している建材で見分ける
住宅において、アスベストが含まれているかもしれない建材は一般的に下記の通りです。
使用年代 |
建 材 |
1970~1999年 | 建築用仕上げ塗装材 |
1970~2005年 | 建築用下地調整塗材(フィラー) |
1960~2004年 | 石綿含有金属系サイディング |
1960~2004年 | 繊維強化セメント板 |
上記は外壁材となりますが、アスベストは屋根材にも使用されていることがあります。
主に屋根に使用されている素材は、金属・瓦・スレートの3種類ですが、
この内アスベストが含まれている可能性があるものはスレートとセメント瓦などです。
2006年以前に建築された住宅の場合、仕様書や矩計図を確認してみましょう。
建材の商品名などが詳しく載っていれば、メーカーのHP等でアスベスト含有量を調べることもできます。
③専門業者に調査依頼をする
上記では、ご自分で比較的簡単に調べられる方法をお伝えしましたが、
一番正確で確実な方法は、専門業者に調査を依頼することです。
さらにこれから解体工事やリフォーム等をお考えの場合は、専門業者に調査を依頼する必要があります
専門業者に依頼をすると、設計書や施工記録を精査しながら
どこに使用されているかをスクリーニングしていき、その後目視確認を経て採取、分析と調査を進めて行きます。
まとめ
アスベストの使用を調べるにはご自身でもある程度調べることは可能です。
しかし解体やリフォームを伴う場合は専門業者へ調査依頼をしましょう。
業者に事前調査と除去を依頼する際は、それに関する資格や許可を所持しているか、
施工実績が豊富か、廃材も正しく処理しているか確認しましょう!
弊社社員は「一般建築物石綿含有建材調査者」「石綿作業主任技術者」という石綿に関する専門資格を持っています☆
事前調査から解体施工まで、一貫して承ることが可能です。
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