みなさんこんにちは(*^^*)
H&Sプランニングのホームページをご覧いただきありがとうございます♪
私たちは、福島県郡山市を拠点に福島県内全域を対象に解体工事を行っています!

さて、私たちは暮らしの中でたくさんの水を使用しています。
そんな生活排水をきれいにしてくれる浄化槽は、下水道が普及している現在も多く存在しており、
住宅の解体工事をする場合に、浄化槽は適切な方法で撤去を行う必要があります。

本日は解体工事と密接の深い、浄化槽についてご紹介します!(^^)!


浄化槽とは?

ここでは、浄化槽の基本的なことについてご説明致します。
浄化槽は「汚れた水をきれいにするもの」ということは皆さんご存じかと思いますが、
さらに理解を深めておくと、いざ解体工事を行う際にも役に立つ知識となります。

 

浄化槽について

浄化槽は、私たちの暮らしの中でどんな働きをしているのでしょうか。
私たちは暮らしの中で調理や入浴、また掃除やし尿によりたくさんの汚水を排出します。
このような汚水は、下水道設備が整った地域では、下水道を通り浄化場に流れ、
汚れを取り除いてから海や川に放水します。

しかし下水道設備が整備されていない地域においては、各家庭に浄化槽が設置されています。
浄化槽は、微生物の働きにより汚水を分解し、きれいな水に変えてから海や川に放流します。

ちなみに福島県では、令和4年度末の統計で下水道の普及率は55.4%となっており、
全国平均の81.0%と比較すると低い印象があります。

福島県の山間部や地方においては、下水道の整備が進んでいないと考えられ、
人口密度や地理的な条件が影響しているのかもしれませんが、
福島県では、現在も浄化槽を使用しているご家庭が多いことが分かります。

 


浄化槽を使用しているかどうかの見分け方

ここで、我が家は下水道なのか浄化槽なのかと疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。
ご自身で建てた家であればお分かりになると思いますが、
こどもの頃から暮らしているご実家や、相続して移り住んだ家などの場合は、
解体工事の現地調査の段階で「分からない」という方にも多くお会いします。

ここでは、浄化槽を使用している場合の確認方法についてご紹介致します。

 

①マンホール

浄化槽を使用している住宅は、駐車場や庭などにマンホールの蓋が設置されています。
コンクリートやプラスチック製の物が多く、比較的軽量に作られています。
2~3枚のマンホールの蓋が近距離でまとまっている場合には、
浄化槽のものと考えられます。

 

 

②浄化槽と下水道のマンホールの見分け方

下水道のマンホールの蓋には、「下水」「公共下水」等の表示があります。
また各市町村名やオリジナルのデザインが表示されています。
コンクリートや鋳鉄製のものが多く、しっかりとした重量があります。

 

③良く分からない場合

上記のことを確認しても良く分からないという場合には、
自治体の水道局や、建築に携わったハウスメーカーなどにご相談下さい!
H&Sプランニングでも解体工事に付随する浄化槽について対応しておりますので
お気軽にご相談下さい!(^^)!

 


浄化槽の撤去費用と方法

住宅の解体工事を行う場合に、予め把握している浄化槽の他、
解体工事の途中で見つかった予期せぬ浄化槽についても、
施主の責任のもと、撤去を行わなければなりません。

ここでは、解体工事に伴う浄化槽撤去の費用と、その方法についてご紹介致します。

 

浄化槽撤去費用の目安

浄化槽撤去についての費用は、浄化槽の大きさや種類、現場の立地条件により異なりますが、
5~7人槽の浄化槽で約3万円以上かかります。

これに加えて浄化槽を撤去する場合には、撤去前の清掃・消毒作業が必要となり、
この作業に約3万円前後の費用が必要です。

具体的な金額は現場により異なるため、見積もりを作成しないとはっきりとは分かりませんが、
撤去費用+清掃・消毒作業に10万円程度予定しておくと安心です。

なお家庭用の浄化槽は、多くの場合FRP(強化プラスチック)を材質としています。
しかしごく稀に鉄筋コンクリート製で造られている場合、費用はFRPの倍近く必要となりますので、
これについては、現地を確認してもらうようにしましょう。

解体工事の途中で見つかった浄化槽については、追加工事となり追加料金が発生致します。
H&Sプランニングでは、追加料金についても工事の前に丁寧にご説明をしておりますが、
別の解体業者に依頼をする際にも、解体工事に関する追加料金については、
施主様から事前に確認しておくと安心です。

 

浄化槽撤去方法

浄化槽の撤去方法は3つあり、「全撤去」「埋戻し」「砂埋め処分」と呼ばれるものがあります。
それぞれの特徴についてご紹介致します。

 

①「全撤去」

浄化槽の本体、浄化装置、その他の部材すべてを解体・撤去し、
地中に何もない状態に戻す方法です。
費用は3つの方法の中で一番高くなりますが、
解体後の土地の状態や衛生面において最も安心で推奨されている処分方法となります。

②埋戻し

浄化装置や部材を取り除き、浄化槽本体を2/3ほど残し後は地中に埋めてしまう方法です。
全撤去と比較して費用は安く済むため、費用を抑えたい場合には業者から提案されることもあるかもしれません。
しかし浄化槽の一部が残ったままだと、土地・古家付き土地の売却の際に、
売却価格が低くなる場合があること、また売却後に埋設物が見つかった際に
トラブルに発展する可能性が十分にあることを考えると、最初から全撤去が望ましいです。

 

③「砂埋め処分」

砂埋め処分とは浄化槽内の清掃・消毒後に、浄化槽の部品や装置を取り除かずに地中に埋めてしまう方法です。
埋戻しと同様に、解体費用は抑えられますが、新築の予定がある場合や土地を売却する際には全撤去が必要となることや、汚水をそのままにしたまま埋めれば、不法投棄と見なされる点についても注意が必要で、リスクが非常に高く推奨できない方法です。

 


浄化槽撤去費用の負担を軽減するために

浄化槽の撤去が必要になる場面は大きく分けて3つあり、
住宅の解体工事を行う時、下水道設備に切る変える時、浄化槽の交換を行う時があります。

どの場面においても、大きなお金が必要となりますので、
経済的負担を減らしておきたいですよね。
そのために抑えておくポイントの2つをご紹介致します。

 

①日頃のメンテナンス

浄化槽は法律で定期的な保守点検が定められており、
定期的にこれを行っていれば、撤去前の清掃で汚れが比較的取りやすくなります。
しかしそうでない場合、通常の作業よりも清掃に時間を要し、その分費用かかりますので、
日頃から正しいメンテナンスを行うようにしましょう。

 

②補助金の活用

地域自治体により、浄化槽の撤去・設置に対して補助金の制度があります。
自治体により、制度の有無や条件などは異なりますが、
気になる方はぜひお住いの市町村窓口へ問い合わせをお勧めします。

郡山市で募集している補助金事業については、
こちらのWEBサイトをご覧ください
> 特定環境保全公共下水道接続補助金交付制度の概要について
> 浄化槽維持管理費補助制度の概要

 


最後に

福島県の下水道普及率は令和4年の時点で55.4%と低い水準となっています。
そのため、生活排水やし尿をきれいにする浄化槽は、下水道設備が整備されていない地域の人にとって、大切な設備と言えます。

また、下水道が整備されている地域においても、
浄化槽が地中埋設物となり突然発見されるケースも珍しくありません。

住宅の解体工事や下水道への切り替えに際して、分からないことがありましたら
ぜひH&Sプランニングにお問合せ下さい。
浄化槽はもちろん、井戸などの地中埋設物に関して多くの実績がございますので、
たくさんの経験をもとに、対応させていただきます!(^^)!

福島県で解体工事をご検討中の方は、ぜひ一度お問合せ下さい♪
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