解体の工事前には近隣へ挨拶が必要です!
家屋の解体工事を行う時、解体業者が細心の注意を払って作業をしていても、振動や騒音の発生、粉じんやほこりの飛散などが、やむを得ず発生してしまいます。
また、工事車両の長時間の路上駐車やエンジンの音などで、近隣に大きな迷惑をかける恐れもあります。
ご自身でも、解体に関わらず建設工事現場の近くでは何かと不快な思いをしたことはありませんか。
こうした近隣トラブルを未然に防ぎ、円滑に工事を進めるためにも、着工前の事前挨拶は忘れずに行うようにしましょう!(^^)!
トラブルの責任の所在
解体工事によって生じたトラブルの責任の所在は、工事の発注者(施主)ではなく作業を行った解体業者です。
しかし工事を依頼した施主としては、これを放っておくことはできません。
解体工事は、トラブルが多く発生する工事のひとつと言われています。
万一何らかのトラブルが発生した場合にも、事前に挨拶がなければ問題が余計にこじれてしまう危険があります。
良好な関係を近隣住民との間で長く維持していく上でも、着工前の挨拶が非常に大切です。
少しでも近隣の方々の不満や不安を解消しておくようにしましょう。
解体工事でよく起こるトラブル
- 騒音・振動
解体工事を行う時には、騒音と振動の発生は避けることができません。
特に重機で建物を壊したり、コンクリートを砕いたりする際には、大きな音が発生します。
近所に高齢者や在宅ワーカー、さらに小さなお子さんがいるご家庭には特に注意をする必要があります。
- ほこりや粉じんの飛散
解体工事中の粉じん対策は、養生シートを建物に覆い、散水とともに行うのが一般的です。
しかしそれだけでは、粉塵やほこりへの対策は不十分な場合もあります。
近隣から「洗濯物にほこりがついた!」「洗車したばかりなのに車がほこりだらけになった!」などのクレームが出てしまうことも少なくありません。
このようなトラブルを少しでも起こさないために、強風の日には工事を行わないなどの対策が必要になります。
- 工事車両の駐車
解体工事現場の前面道路には、重機やトラックなどさまざまな車両が駐車し、近隣住民の車の通行に迷惑をかけてしまう恐れがあります。
工事着工前には、近隣住民に丁寧な説明をして、理解を得ておかなければなりません。
好印象になる挨拶のポイント
1.近隣挨拶は施工業者と一緒に行うのが理想的
近隣住民への挨拶は業者に任せっきりにせずに、できるだけ解体業者に同行して訪問するのが理想的です。
近隣住民から質問があった場合にも、すぐに回答できるため近隣の方により安心してもらうことができます!
また、近隣挨拶では数か所のお宅を訪問することになりますが、不在にしているお宅もあり、全ての方に直接会うことが難しい場合もあります。
その場合、日を改めて訪問するのが一番良いですが、解体業者と再度日時を合わせるのは難しい場合もあります。
その時は、挨拶に来たことを伝えるのが大切なので、挨拶状をポストに入れておきましょう!
2.挨拶状の準備
近隣挨拶の際には口頭で挨拶するだけは不十分です。必ず挨拶状を準備して近隣住民に手渡します。
不在だった場合は挨拶状をポストに投函し、後日再度訪問するのがマナーです!
挨拶状には次の点を記載します。
・工事へのご協力のお願い
・工事名称
・工事場所
・工事予定期間(工期)、作業予定時間、休業日
・施主名(工事依頼者名)
・解体工事業者名、住所、連絡先、担当者名
・その他伝達事項等
挨拶状に連絡先などを記載しておくと、何かトラブルが発生した際に施主や業者と連絡が取りやすくなり丁寧ですよ。
3.粗品の準備は必要か
近隣挨拶の時、手土産や粗品を持参した方が良いのか気になる方も多いのではないでしょうか。
着工前の粗品や手土産の持参については、明確な決まりはありませんので何も持参しなくても問題はありません。
しかし地域によっては、粗品や手土産の持参が習慣になっていたり、近隣で同様の工事を行った際に粗品や手土産を受け取ったりした経験があるかもしれません。
何も持参しなくても問題はありませんが、実際に粗品や手土産を持参した方が相手に与える印象が良くなり、受け取った方も多少の不満であれば我慢してくれることがあるのも事実です。
粗品や手土産を持参してマイナスな印象になることはあまりないでしょう。
しかし、高価な手土産はふさわしくなく、準備するものには注意が必要です。
一般的に粗品としては、タオルやサランラップ、洗剤、サラダ油などの日用品が喜ばれるようですね。
また、工事着工前に相手に渡す場合には、「ご挨拶」と書かれた「外のし」をつけるのがマナーです。
最後に..
工事中に近隣からクレームが発生すると、多方面にわたって悪影響を及ぼします。
特に自宅の建て替え等であれば、今後の近所付き合い等にも大きく影響しますね。
数ある建築工事の中でも、解体工事は特にクレームが発生しやすいといわれています。
解体工事を無事に終えられるように、事前の挨拶は忘れずに行いましょう!
弊社では、工事前の挨拶はもちろんのこと、そこに立ち会うスタッフのマナー向上を目指して丁寧な研修を行っております。
騒音や粉塵等のトラブルが多い工事であることから、解体現場内外の美化にもしっかりと配慮できる人材を育てております。
福島県で解体をお考えの方がいましたら、ぜひ弊社に安心してお任せください(^^)
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