みなさんこんにちは!
福島県郡山市を拠点に福島県内全域の解体工事を行っております、
H&Sプランニングです(*^^*)
近年、「墓じまい」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
少子高齢化や核家族化の進行、またライフスタイルの変化に伴い、
お墓を維持・管理することが難しくなったことが背景にあります。
そしてその墓じまいは、さまざまな手続きや配慮が必要となるため、
多くの方にとって大きな負担となっているようです。
私たちはお客様が抱える負担を軽減し、
複雑な墓じまいをスムーズに進められるようサポートしています。
本日は、墓じまいの基本的な流れから、
解体工事業者がどのようにサポート可能なのかについて詳しくご説明いたします!(^^)!
墓じまいとは?
そもそも墓じまいとはどのようなことを指すのでしょうか?
墓じまいとは、現在あるお墓を撤去し、更地に戻して墓地を管理者に返還することを指します。
また、墓石の解体・撤去が行われ、埋葬されている遺骨は新しい供養先(永代供養墓、納骨堂、樹木葬など)に移されます。
単にお墓を閉じるだけでなく、
遺骨の改葬や新たな供養方法を決定するまでが墓じまいの一連の流れです。
墓じまいが増加している背景には、少子化や核家族化による後継者不足、
遠方にあるお墓の管理の困難さ、経済的負担などがあります。
これらを背景に、お墓の整理を検討している方が少なくありません。
墓じまいの基本的な流れ
墓じまいは以下のような流れで進められます。
順番に確認していきましょう!
①親族間での話し合い
墓じまいは家族や親族間で慎重に話し合うことが重要です。
日本には先祖代々の墓が多く、
墓じまいにおける親族間のトラブルは全体のトップを占めます。
墓じまいを検討した時、気持ちの面や費用面が原因で親族間のトラブルへと発展しがちです。
全員の同意を得てから進めることをおすすめします。
②改葬先の決定
遺骨を移す新しい場所(永代供養墓や納骨堂など)を決めます。
この際、改葬先のお寺や霊園と事前に相談し、受け入れ可能か確認します。
③改葬許可申請
現在のお墓がある市区町村役場で「改葬許可証」を申請します。
これには、新しい埋葬先から発行される「受入証明書」が必要です。
④遺骨の取り出し
お寺や霊園で僧侶による閉眼供養(魂抜き)を行った後、遺骨を取り出します。
⑤お墓の撤去(解体工事)
お墓本体や基礎部分などを撤去し、更地に戻す作業です。
この工程で解体工事業者がお手伝いいたします。
⑥土地返還・整理
お寺や霊園に土地を返還する場合は、その条件に従って整地作業なども行います。
墓じまいに必要な書類
墓じまいを行う際に必要な書類は以下の通りです。
これらの書類を準備し、自治体や関係者に提出することで手続きを進めることができます。
基本的には全国同様ですが、自治体によって細かな違いがある場合がありますので、
お住いの自治体への確認がお勧めです。
①改葬許可申請書
現在のお墓がある自治体の役所で取得し、記入します。
記載内容には、死亡者の情報(氏名、本籍、死亡年月日など)、
改葬理由、改葬先の情報などが含まれます。
遺骨1柱につき1通必要です。
②埋葬証明書(納骨証明書)
現在の墓地管理者(寺院や霊園など)から発行される書類です。
遺骨が現在のお墓に埋葬されていることを証明します。
③受入証明書
改葬先の墓地や納骨堂などの管理者から発行される書類です。
新しい埋葬先が遺骨を受け入れることを証明します。
④墓地使用者の承諾書(必要に応じて)
現在のお墓の使用者と申請者が異なる場合に必要です。
申請者が改葬を行うことに対する承諾を得た書類です。
⑤本人確認書類
申請者の運転免許証やマイナンバーカードなどのコピーが求められる場合があります。
⑥除籍謄本や原戸籍謄本(必要に応じて)
遺骨の死亡事項を確認するために必要な場合があります。
ただし、本籍地が福島県内の場合は不要となることがあります。
墓じまいと解体工事について
お墓を解体・撤去する場合は、通常、石材店や墓石解体の専門業者に依頼します。
お墓を建てた際に利用した石材店に相談するのが最も簡単ですが、
最近では一般の解体業者が対応するケースも増えています。
これは、墓じまいの件数が増加していることに加え、石材店での人手不足が背景にあります。ただし、霊園やお寺によっては、撤去作業を行う業者が指定されている場合がありますので、事前に確認が必要です。
また、見積もり費用が高いと感じた場合は、
複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を行うと良いでしょう。
なお、一般の解体業者を利用する場合は、その業者がお墓の解体経験を持っているかどうかを必ず確認してください。
経験がない業者に依頼すると、トラブルや追加費用が発生する可能性がありますので注意が必要です。
お墓の解体費用
お墓の解体費用は、以下のような要素によって異なります。
解体費用の相場
墓石の解体費用は、 1㎡あたり約10万円~15万円が一般的な相場となります。
墓じまいは、墓石の解体以外にも発生する費用があり、
総額で30万円~200万円程度必要と考えられています。
墓じまいの費用内訳
墓じまいに必要な費用の内訳は以下の通りです。
①墓石撤去費
墓石の大きさや形状、設置場所によって変動します。
重機が使えない場合や特殊な形状の墓石は費用が高くなる傾向があります。
②閉眼供養料
閉眼供養は、お墓や仏壇から仏様やご先祖様の魂を抜く儀式で、
墓じまいや仏壇の処分時に行われます。
この際に僧侶へ渡すお布施の一般的な金額は 3万円~10万円 です。
金額は地域や宗派によって慣習が異なるため、事前にお寺に相談すると安心です。
費用を抑えるポイント
墓じまいの費用は条件によって大きく異なりますが、
以下の方法を活用することでコストを抑えることが可能です。
①複数の業者から見積もりを取る
墓じまいの費用は業者によって差があるため、
2~3社以上から見積もりを取ることで適正価格を把握できます。
特に墓石撤去費用は全体のコストに大きく影響するため、
慎重に比較検討することが重要です。
②費用を抑えられる供養方法を選ぶ
散骨や樹木葬などは、墓石を使用しないため比較的安価です。
また、自然に還るという理念が支持され、環境意識の高まりとともに注目されています。
さらに永大供養も、家族や子孫に負担を残さない形式として、近年人気があります。
永大供養は、寺院や霊園が遺骨を永代にわたって管理・供養する方法です。
少子高齢化の影響で、後継者がいない家庭に選ばれることが多い供養方法です。
最後に
本日は、墓じまいについてご紹介しました。
墓じまいの一連の流れの中に、自治体への手続きなど形式的な部分はありますが、
その他の部分については、決まりやルールは存在しません。
大切なことは、亡き人に思いを馳せ、供養する気持ちです。
墓じまいは、大切なお墓とのお別れでもあり、
ご先祖様への感謝と敬意を込めた大切な節目でもあります。
私たち解体工事業者は、お客様のお気持ちに寄り添いながら、
安全かつ丁寧なお手伝いをさせていただきます。
墓じまいを検討の際には、
一緒に大切なお墓との最後のお別れを、丁寧に進めていきましょう。