みなさんこんにちは^^
福島県郡山市を拠点に解体工事を行っております、H&Sプランニングです♪
ホームページをご覧いただきありがとうございます^^
突然ですが、みなさんは「長屋」という住宅をご存じでしょうか。
江戸時代から続くこの長屋は、”井戸端会議”の語源ともなっている住宅です^^
井戸端会議は、長屋ならではの風景を表した言葉で、
江戸時代に長屋に住む女性たちが共用の井戸に集まり洗濯や水汲みをする際に、
噂話や世間話をするようになったことがきっかけと言われています。
日本には現在でも多くの長屋が残っています。
その独特の魅力により、リノベーションの人気が高まる一方で、
老朽化や空き家問題による懸念材料になっていることも事実です。
本日は、日本において歴史の深い長屋とその切り離し解体についてご紹介します!(^^)!
長屋とは
長屋とは、そもそもどのような建物なのでしょうか。
長屋とは、日本の伝統的な集合住宅の一形態で、複数の住戸が壁を共有しながら横に連なっている建物です。
古い町並みが残る地域に多く見られ、各住戸が独立はしていますが、壁や柱などの構造部分を共有しています。
アパートやマンションなどの集合住宅を想像する方もいらっしゃるかと思いますが、
建築基準法では全くの別物と定義されています。
例えば集合住宅では、エントランスや階段・廊下などを共有しますが、
長屋は、床や壁・天井は共有しますが、その他については一般的な一軒家と同様に独立した造りとなっています。
上記のことから、長屋の一部住戸を解体する場合には、【切り離し解体】という工事が必要となり、
また、一般的な住宅の解体工事とは異なる解体方法で行うます。
長屋の切り離し解体
ここでは、長屋の切り離し工事についてご紹介します。
先述したように長屋の一部を建て替えたり、解体撤去を行う際には、「切り離し」という工事が必要です。
長屋は床や天井を共有しているため、切り離しを行うには残す住戸を傷つけないことや、
耐震性を保つため残しておくべき柱などを見極めるなどの専門的な知識が必要です。
切り離し解体の流れ
ここでは、長屋の切り離し解体の流れについてご紹介致します。
以下に大きく分けて5つの流れにまとめましたので、
ひとつずつ詳しく見て行きましょう♪
①所有者の合意を得る
長屋の所有権は区分所有法という法律が定めらており、
切り離し工事を行う際には、隣人だけでなく長屋の全所有者3/4以上の合意を得る必要があります。
長屋は共有している壁や屋根に工事が入るため、耐震性が保てるのか、ダメージがあるのではないかなど、
他の所有者に不安を与えやすい工事となります。
このような背景の中、最もトラブルへと繋がるのが、所有者からの合意を得ることです。
切り離したあとの補修方法やその費用については、他の所有者としっかりと話し合っておく必要があります。
工事後にクレームに繋がることのないよう、書面による承諾を得ておくと安心です。
②家屋調査
先述したように、切り離し工事を行う際には所有者の同意が必要となりますが、
所有者が同意の条件として、専門家による家屋の診断や調査を求めた場合は、それに応じる必要があります。
費用や時間を要しますが、着工前に調査をしておくと既存の破損個所や建物の傾きなどを記録として残しておけるため、
後のトラブルを防止することにも繋がります。
また、長屋は壁や柱を共有していることを前提に構造上の強度を計算しているため、
切り離した後は、強度が低下する可能性は十分にあり得ることです。
切り離した後の構造上の強度を計算・比較しておくと、
ご自身や他の所有者も安心して工事を進めることができます。
③解体工事業者の選定
長屋の解体工事は、残す建物を損傷しないことや切り取っても問題ない柱を正しく見極めるなど、
解体業者には、高度な技術が必要です。
業者を決める際には、切り離し工事をどの程度経験しているのかを確認しておくと安心です。
その上で複数社から見積もりをとり、見積もりの詳細から担当者の誠実な対応や、
切り離し解体の技術、また工事の品質なども確認しましょう。
④近隣へのあいさつ・説明
解体工事の業者や日程が決定したら、近隣住民へあいさつ周りを行います。
解体工事では、騒音や振動が発生するため事前に挨拶や説明を行っておくことで、
近隣住民と良好な関係を保ちながら工事を進めることが期待できます。
⑤解体工事
いよいよ解体工事の開始です。
隣接する建物を損傷することの無いよう、慎重に進めていきます。
解体工事が完了した後には、隣家の壁の補修をする必要があります。
補修工事は、立地やサイディング材の種類により費用が変わります。
補修工事については、隣人と業者も含めて相談し決めて行きましょう。
ご近所付き合いは今後も続くため、費用の安さだけでなく、品質や対応などにも気を配りましょう。
切り離し解体の注意点とトラブル対策
長屋の解体工事は、他の所有者も関わってくるため、
トラブルが発生しやすい工事です。
ここでは、起こりやすいトラブルについてまとめました。
トラブル防止の対策もあわせてご紹介致しますので、
一緒に見て行きましょう!
①所有者の合意が得られない
切り離しを行うことによる家への影響や、補修費用について折り合いが合わない、
所有者の家族が反対しているなど、合意が得られないことがあり、その理由は様々です。
話を聞いてもらえないというケースも少なくありません。
また過度な説得や第三者を介して連絡をすることも、トラブルが大きくなる恐れがあります。
切り離し解体を諦めなければならないという場合も往々にしてあります。
②合意のあとに反対される
所有者に予め合意を得ていても、いざ解体工事が始まる時に「やはり合意できない」と覆されるケースもあります。
所有者家族が反対していたり、人の話を耳にし「合意を取り消したい」と言われるケースもあります。
こういったことにならないために、所有者の合意を得る時には文書として残すようにしましょう。
③切り離しが不可能
複雑な造りになってたり、老朽化が進んでいたりすると、切り離し解体ができない場合があります。
安心して切り離し解体を行うためには、専門家による現地調査は必ず行うようにしましょう。
まとめ
本日は、長屋の切り離し解体工事についてご紹介致しました。
弊社では、切り離し解体についても多くの実績があり、
毎回自信をもって作業にあたっております。
切り離し解体工事は、一般的な解体工事よりもさらに分からないことやご不安が多いことと思いますが、そんな時は、ぜひ弊社にご相談下さい^^
工事を検討の段階でもご相談は無料でお受けしておりますので、
解体工事へのアドバイスやお手伝いをさせていただきます。
福島県で解体工事をお考えの方はぜひ弊社にご相談下さい。
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