みなさんこんにちは☆
H&Sプランニングのホームページを見ていただきありがとうございます。
10月に入り、一気に肌寒くなってきましたね!
日中との気温差も激しいため、体調の管理には十分ご注意下さい^^
さて本日は、【地中埋蔵物】についてお話をしたいと思います!(^^)!
解体工事を行っていると、突然地中埋蔵物が見つかるということが良くあります。
地中埋設物とは浄化槽や井戸・基礎などの、地中に埋まっているもののことを指します。
この他にも、不法投棄された廃棄物などが出てくるということも。
なぜこんなものが?昔何が建っていたんだろう??と
ほんの一瞬考古学者のような気分に浸れる埋設物ですが、
お客様には追加費用が発生したり、工期が延びたりと大きな影響を与える要素でもあります。
地中埋設物について詳しく知り、安心して解体工事が着手できるよう、
みなさんのご参考になれば幸いです!^^
地中埋設物とは
地中埋設物とは、地中に埋まっているもの全てを指します。
先述した通り井戸や浄化槽が主なものですが、
以前建っていた建物の基礎や擁壁などが出てくることもあります。
他にも、人為的に埋められたでろう廃棄物が出てくることもしばしばで、
瓦やコンクリート片などの建築資材、タイヤや衣服、大きな石などが地中に廃棄されている事例もあります。
恐らく皆さんの中には、「滅多に無いことだろう」 と思う方も多いことと思いますが、
地中を掘り返すと意外と埋まってるのがこの地中埋蔵物なのです。
もともと埋まっていても何も問題なかったんだから、そのままで大丈夫?と
思ってしまいますが、実はそういうわけにも行かないのです。
地中埋設物のリスク3つ
地中埋蔵物をそのままにしておくとリスクが発生します。
ここでは、地中埋設物を放置した場合の3つのリスクについてご紹介致します。
①新築工事への障害となる
まず一つ目が、新しく住宅等を建てる際に、
地中埋設物があると新築の基礎工事を行うことができません。
新築の着工をしてから埋設物が判明した場合、
それらを撤去してからの工事となるため、工事のやり直しや工期の遅れが発生します。
昔の基礎などがでてきた場合、現在はその基礎を撤去してから新しい住宅の基礎を施工することになっています。
また、埋設物があることを知っていた上で放置していると、
不法投棄の疑いをかけられることもあるため、撤去した方が良いでしょう。
②地盤沈下
地震などの災害が発生した場合、地中に何かが埋まっていると地盤の強度が低下し、
建物に大きな損害が出る恐れがあります。
建築された建物の地中を掘り返して確認することはできないため、
建物を解体した時や新築の着工前など、
地中埋蔵物が見つかった時点で取り除いた方が良いでしょう。
③契約不適合責任
地中埋設物がある状態で土地の売買を行った際に、
トラブルに発展する可能性があります。
土地の買主が新築でお家を建てる際に、
地中埋設物があれば撤去費用が発生しますが、地中埋設物の有無を契約書に明記していない場合、
契約不適合となり、土地の売主が撤去義務を負うことになります。
契約不適合の訴訟の判例は多く存在しており、注意しなければなりません。
地中埋設物の調査
地中埋設物が埋まっているかどうかは、
建物の解体後に判明するケースが多く見受けられます。
しかし解体や新築工事の前にも、事前に調査をすることが可能です。
調査が必要な場合は、以下の3つの方法の中から実施を検討してみましょう。
①地歴調査
地歴調査は3つの方法の中で一番手軽に実施することができます。
地歴調査の方法は、登記簿や地理図、過去の建物などの資料を参考にして調査する方法です。
現在は住宅地であっても、昔ガソリンスタンドや工場などがあった場合、
土壌が汚染されていたり、廃棄物が投棄されている可能性があります。
②地中レーダー探査
地面を破壊することなく、レーダーを使用して埋設物の確認をします。
地歴調査の結果で、埋設物がある可能性がある場合に行われます。
③ボーリング調査
3つの調査方法の中で一番正確性があり、
埋設物の有無と併せて土壌汚染などの調査も行うことができます。
ボーリングマシンという工機を使用し、地中の内部を確認していきます。
調査費用の相場
地中の調査を行う場合には、費用が発生します。
前述した通り調査方法には種類があり、その種類によって費用は変わります。
簡易的な地歴調査においては、おおよそ5~10万円が相場となっています。
地中レーダー探査は、一般住宅でおよそ10~15万円前後となっており、
調査する範囲によって変わります。
ボーリング調査も、調査の範囲・地盤の深さ、硬さによって異なりますが、
簡易的なものだと、10万円程度となります。
撤去費用の相場
地中の調査を行い埋設物が発見された場合には、撤去することが望ましいです。
その場合の費用相場についても、知っておくと参考になります。
地中埋設物には様々な種類があり、その種類や大きさ、撤去方法により金額が変わります。
一般的な相場が以下となります。
上記の費用相場には、作業員の人件費や車両費、処理施設への搬入費等も含まれています。
地中埋設物の撤去は、地盤などの影響も考慮して行わなければならいないことも多く、知識や技術が必要です。
正しく処理してもらうためには、
安心できる業者にお願いをするようにしましょう。
最後に
解体業者を選ぶ際には、地中埋設物が見つかった場合の処置や、
追加費用についての事前説明があるかが重要です。
解体工事においては、毀す工事となるため、
『更地にすればどこに頼んでも一緒』と思われがちですが、決してそうではありません。
適当に解体業者を選んでしまうと思わぬところで問題が生じ、
さらに時間や費用が必要となるケースもあります。
弊社では地中埋設物撤去作業のような、
工事着手後に追加となる作業が生じた場合は、追加料金を含め丁寧にご説明させていただき、
お客様にご納得いただいた上で着手しています。
事前の説明なく作業に入ることや、追加料金を請求することはありません。
福島県で解体工事をお考えの方はぜひ弊社にお任せください!
まずはお気軽にお見積りからどうぞ(^^)