みなさんこんにちは(*^^*)
H&Sプランニングのホームページをご覧いただきありがとうございます!
私たちは、福島県郡山市を拠点に福島県内全域を対象に解体工事を行っています!

さて!ここ福島県では、蔵を象徴とした
「蔵のまち 喜多方」と呼ばれる大きな都市があります。
酒蔵や味噌蔵が立ち並び、日本の歴史や文化・伝統など、古き良き時代の趣きを感じられます。

蔵は昔から貴重な食料や財産などを大切に保管できる場所として、
私たちの暮らしに寄り添い続けて来ました。

しかしその一方で、生活様式の変化や蔵の維持・管理が困難との理由から
「取り壊しを行いたい」、「蔵の解体費用はいくらだろう」とのお問い合わせも増えています。

そこで本日は、「蔵」の解体工事についてご紹介をしたいと思います。
蔵の取り壊しを検討している方の参考になりましたら幸いです。

 


蔵とは

まず初めに、蔵とはどのようなものなのかを詳しくご紹介致します。
蔵の特徴や住宅との違いを予め知っておくと、
解体費用に関する理解が深まりますよ!(^^)!

 

①蔵の特徴

蔵は「土蔵」とも呼ばれる、日本の伝統的な建物の一つです。
土を何層にも塗った土壁は、厚みが約30センチ程にもなり、
この頑丈な土壁は優れた耐火機能と通気性を持っています。
火や湿気などから、大切な家財を守る役割を果たしていました。

また、屋根は「置き屋根」という日本古来の工法を用いていることも特徴のひとつで、
下部の骨組みの上に緊結せず、そのまま置いただけの造りとなっており、
屋根の計算された重みとバランスで落ちない造りとなっています。

 

②住宅との構造の違い

先述したように、屋根部分が緊結されていないため、
解体工事を行う場合には、バランスが崩れることのないよう気を付ける必要があります。
万が一屋根が落ちる事故が発生すれば、大事故に繋がり大変危険です。


蔵の解体手順

ここでは、蔵の解体工事の手順をご紹介致します!
解体手順は以下の通りです。

①蔵の中の整理
②解体業者を選ぶ
③養生シート・足場設置
④蔵内の残置物の撤去
⑤屋根撤去
⑥土壁撤去
⑦廃棄物処分
⑧整地・最終確認

ひとつずつ見て行きましょう!(^^)!

 

①蔵の中の整理

蔵の取り壊しを検討したら、まずは蔵の中を確認しておきましょう!
不用品はリサイクルショップに買い取りを依頼したり、
自治体のルールに従って処分を進めます。

また蔵の中には、代々受け継がれてきた価値の高い品が貯蔵されていることも少なくありません。
不用な古物などは専門の業者に鑑定依頼するのがおすすめです。

 

②解体業者を選ぶ

蔵の整理が終わったら、取り壊しを依頼する業者を探しましょう!
最近では業者のホームページ等も充実しています。
「資格や許可はあるのか」「蔵の解体実績はあるか」など、
インターネット等で情報を得ながら依頼する業者を絞って行きましょう。

なお見積書は、現地調査をしてもらった上で2~3社に依頼することが大切です。
複数社に見積もりを作成してもらい、見積もり金額や内訳、担当者の印象などを参考に決定すると良いでしょう(^^)

見積書の中で、「一式」などの表記があり分かりにくい時は、
どのような工事が含まれているのか確認するとトラブルを防ぐことに繋がります。

 

③養生シート・足場設置

解体業者が決まったら、取り壊しの準備を行います!
解体工事は、粉塵や騒音によるトラブルが最も多い工事と言われています。
とくに蔵は、土壁でできていることから特に埃が舞いやすい現場となります。

工事中のトラブル防止のため正しく足場・養生シートを設置し、
安全に工事が終了するよう準備します。

 

④蔵内の残置物の撤去

ご自身で処分ができなかったものについては、解体業者が処分を行います。
ただしこの場合、産業廃棄物扱いとなり処分費用が高くなることに注意が必要です。

お仕事をされていて片付けの時間がとれない方や、遠方にあるご実家などで難しい場合、
解体業者に依頼をすれば迅速に撤去を行いますので、
必要に応じて撤去依頼を検討してみましょう。

費用は上乗せとなりますが、心身共に余裕は生まれますので、
選択肢の一つとして頭に入れておくのも良いと思います。

 

⑤屋根撤去

残置物の撤去が終了したら、いよいよ建物の解体となります。
まず、屋根の取り壊し作業から始めて行きます。
先述したように「置き屋根」という工法が用いられている場合には、
バランスを崩して事故に繋がることの無いよう慎重に進めて行きます。

廃棄物の分別をしやすくするため、瓦を手壊しで撤去していきます。

 

⑥土壁撤去

屋根を撤去したあとは、重機を使用して土壁を解体していきます。
このとき、敷地・道路が狭い等の理由で重機の搬入が難しい場合は、
手壊しとなるため、費用が高くなる場合があります。

 

⑦産業廃棄物処分

蔵の解体工事で排出された廃棄物は、処分場に運搬し適切に処分されます。
不法投棄のトラブル防止のため、適切に運搬・処分されているのかを、
マニフェストという書類で管理しています。
もし適切に処分されたか気になる方は、解体業者に見せてもらえるか確認してみましょう(^^)

 

⑧整地・最終確認

最後に蔵があった土地を平らに均していきます。
整地の方法には種類があり、土地をどのように活用していくかで方法が異なります。

解体業者に相談し、最適な整地方法で仕上げてもらいましょう。

整地後は、敷地内に残された廃棄物がないか、気になるところは無いかを確認し、
問題がなければ解体工事の完了となります。

 


蔵解体の費用相場

蔵の解体費用は地域や状態により異なりますが、1坪あたり約3.5~5万円前後となっています。
一般的な木造住宅の解体費用相場が3万円~のため、蔵の解体は少し割高となる傾向があります。

しかし解体費用は、使用されている建材や壁の強度により左右されることが多く、
実際に現地調査をしてみないと、一概には算出することは難しいです。

そのため見積書を作成してもらう際には、必ず現地調査をしてもらいましょう。

 

 

蔵の解体費用が割高な理由

蔵の解体では、土や藁、瓦や木など分別が必要な項目が多く、
重機での解体作業の他、手壊しによる作業も多く発生します。

また、土壁の取り壊しにおいては埃や粉塵が発生しやすいため、
散水などの作業が必要となり、人件費が高くなる傾向にあります。

 

 


蔵の解体費用を安く抑えるには

蔵の解体費用は相場が割高ということで、少しでも費用を抑えたいところですが、
ここでは、蔵の解体費用を抑える方法を4つご紹介します。

少しでも費用負担を減らし、無理なく解体工事を行えると良いですね!(^^)!

 

 

①見積もりは複数社に依頼

簡単に解体費用を削減する方法として、見積書を複数社に依頼するという方法があります。
1社だけの見積もりでは、その費用が安いのか高いのか判断できません。

2~3社から見積もりをとり、工事の内訳や費用を見比べてみましょう。

 

②不用品を処分しておく

先述したほうに、工事が始まる前に蔵内の不用品は処分しておくのがお勧めです。
業者に処分してもらうと産業廃棄物扱いとなり、処分費用が発生します。
また残置物撤去作業により工事日程が増え、その分人件費が上乗せとなります。

 

②価値の高いものは鑑定してもらう

蔵の中には施主様が把握していないような
価値ある品が納められているケースも珍しくありません。
処分する前に専門家に鑑定してもらうと高値で売却できる可能性もあります。

売却で得た収益は解体費用の足しになり、
また不用品の処分にも繋がり一石二鳥です!(^^)!

 


最後に

本日は蔵の解体工事についてご紹介をしました。
蔵の解体費用は、1坪約3.5万円~5万円前後となっています。
蔵の解体工事が割高になりやすい要因として、廃棄物の分別や取り壊しに人件費がかかることが挙げられます。

蔵の解体費用を少しでも抑えるためには、不用品をご自身で処分したり、
複数の業者に見積書を依頼し費用を比較することも大切です。

H&Sプランニングでは、蔵の解体工事についてご相談をお受けしておりますので、
お困りの際はお気軽にお問合せ下さい!(^^)!

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