みなさん、建設業界で昔から言われてきた「3K」をご存じですか??
「きつい」「汚い」「危険」な労働環境だと表す3Kです(´;ω;`)
この言葉のイメージが先行し、若い労働者が集まりにくいという現状が続いています。
しかしこの現状を打破しようと、国を挙げて建設業界の働き方改革への取り組みが始まっています☆
従来の3Kから新3Kへ…☆
その取り組みについてご紹介します☺
建設業界を取り巻く環境
・人材の不足
建設業界の労働人口の推移をみると、1999年のピークを境に減少の一途を辿っています。
建設会社の数も、ピーク時から約20万社減少しています。
新卒者に関しては、建設業界に入ってくる人数は半分に落ち込み、回復の兆しは現在も見られません。
業界に蔓延する「3K」のイメージは、次世代を担う若者をどんどんと遠ざけてしまっているのです。
・賃金と休日の課題
建設業界の賃金と休日数の水準は、全業種の平均と比べても低水準です。
賃金が平均よりも低水準になってしまう原因としては、日雇い制が多く正社員での雇用が少ないことが挙げられます。
天候に左右される現場においては、雨の場合は休みになってしまい安定した収入が見込めません。
また工事には納期や工期があるため、仕事の繁忙期には休日出勤になることもしばしばあります。
現在の建設業界は、このような労働環境に加え、ガテン系の強い印象が浸透し3Kの象徴となってしまいました…
3Kはもう古い!「新3K」の時代到来
建設業界は人気のない職種だとは言っても、住居や道路、水道に電気など
私たちの生活に必要なインフラの維持には絶対に欠かせない重要な仕事です。
そこで政府は、「新3K」の方針を打ち出し、さまざまな取り組みを始めています。
ずばり新3Kとは、「給与・休暇・希望」です(ノ・ω・)ノ
この新3Kを具現化するために政府がまず行った活動は、
国交省から発注された工事は、原則週休2日を実現できる工期を設けています。
まずは国が発注する工事から休日を増やし、賃金の水準を向上させようという考えです。
ICTを取り入れた生産性革命
ICTとは情報通信技術のことで、国の3K実現に向けたガイドラインでも重要視されているものです。
従来、建設業はアナログな環境が強く、マンパワーによる施工が主流でした。
しかし、近年建設業界でも様々なデジタル技術を取り入れ始めています。
たとえば、ドローンを使用したデジタル測量やタブレットを導入した進捗情報の共有などが行われ、作業の効率化が図られています。
生産性が上がれば新3Kは実現できる
建設業界全体の生産性が向上して行けば、現場ひとつひとつに潤沢な予算を設定できるようになります。
これは社員の休日が充実し、賃金の水準があがるということを意味しています。
それぞれの建設会社が新3Kを目標に経営努力していくことで、若い人材が入ってきやすい環境が整います。
企業の人材が増えれば、企業としてもこれまでに手の回らなかった様々な施策に時間や費用を費やすことが可能になっていくのです!
さいごに
建設業界にも少しずつ明るい兆しが見え始めました。
建設業界の「3K」は「新3K」へとゆっくりと変わり始めています。
当社では、安定した正社員として雇用や、週休2日制の導入などの取り組みを進めています。
働き方や働く環境の改善に業界全体が一丸となって取り組み、これまでの建設業界のイメージが変わって行けば良いなと思います。
福島県で解体工事をお考えの方はぜひ弊社にお任せください!
まずはお気軽にお見積りからどうぞ(^^)
> ご相談・お見積りはこちらから