解体工事現場で、建物がシートに覆われているのを見たことはありませんか?

このシートは『養生シート』というものです。

この養生シート、実はとても大事な役割があります!

今日は、養生シートの役割や種類についてご紹介します!(^^)

 

 

養生シートの役割

①騒音をできる限り抑える

解体工事現場で、トラブルが発生する最も多い理由が騒音です。

特に住宅地においては、小さな赤ちゃんや在宅ワーカーなどさまざまな方の生活があるため

解体工事で発生する騒音には細心の注意を払わなければなりません。

この騒音を少しでも緩和するために養生シートを使用します。

養生シートは遮音・防音に優れているため、解体現場で多く使用されています。

 

②ほこりや粉塵の飛散を抑える

ほこりや粉塵の飛散を最小限に抑えることも重要です。

建物の取り壊しは、やむを得ずほこりや破片などが周辺に飛び散ることがあります。

粉塵の飛散は、下記のようなトラブルに繋がります。

「粉塵が洗濯物についた!」

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「家の外壁がほこりによって汚れた!」

「近隣住民が粉塵を吸い込み体調を崩した!」など、、、

このようなトラブルを防ぐのに活躍してくれるのが養生シートです!

養生シートで建物全体を覆い、ほこりや破片の飛散をできる限り抑え込みます!

ただ、粉塵の飛散は養生シートのみでは対策が足りません。

水を散水しながら作業を行うと粉塵の飛散距離が短くなるため、養生シート+散水は必ずセットで行います。

粉塵やほこりは必ず発生してしまうものなので、飛散距離をいかに短くするかがポイントです!

 

③資材の降下防止にも期待できる

従業員の身を守るという面でも養生シートはとても重要です。解体現場では常に従業員の安全について考慮しながら作業しなければいけません。

例えば、

作業員の転落、建物の倒壊、資材や工具が落ちる、など、、

これらの事故は養生シートを使用することで、ある程度の危険を緩和することができます。

資材や工具の落下は、通行人に危険が及ぶ原因にもなります。常に危険と隣り合わせの解体現場では、自分や現場周辺の環境を安全に守るために養生シートは必須なのです!

 

 

養生シートの種類

養生シートにはいくつか種類があり、周辺環境や解体現場によって使い分けています。

種類は大きくわけて3あり、それぞれ異なる特徴があります。

 

・防音シート

解体現場で最も使用されているのが防音シートです。

防音シートは別名、遮音シートとも呼ばれ解体現場で騒音を抑えるために使用しています。

防音シートは主に住宅地など、騒音を緩和したい現場に使用することが多いです。工事期間も近隣住民ができる限り快適な生活を送れるように配慮しています。

・防炎シート

火に強い養生シートです。防炎シートは主に鉄筋コンクリート造のビルやマンションの解体作業で使用します。

鉄筋を切断するときに電気を使用しますが、このとき飛散した火花が周辺に着火する可能性があるため、火災防止として使用します。

・メッシュシート

最後にメッシュシートです。主に使用する場所は、風が強い山や海などです。通気性の良いメッシュ素材のため、風が強い日にも大きな影響を受けず作業することができます。

一般的な解体作業で使用することはほぼありませんが、台風の時期などには使用することもあります。

 

まとめ

解体作業を安全に行うだけでなく、周辺環境の安心安全に欠かせない養生シート。

これほど重要な養生シートですが、実は使用しなくても違法ではありません。中には違法ではないからと養生しないまま工事する業者も少なくありません。

弊社は、建物や周辺環境の特性をしっかり事前調査の上、養生シートを選別しトラブルや事故のない解体工事を心掛けております(^^)

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